宅配ボックスを勝手に開ける配達員の報道に関しまして 2023.06.14

 株式会社フルタイムシステム(代表:原幸一郎)と株式会社フルタイムロッカー(代表:原周平)は、西日本新聞の6月12日付「宅配ボックスをキープ? Amazon配達員が勝手に開けて自分の荷物を…困惑するマンション経営者」の報道に際し、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 これまでも度々、宅配ボックスを勝手に開けたり、「空閉じ」という手法で、空のままロックし、自分専用に使用する配達員の存在があることは承知してきました。このような事態は、利用履歴が残らない「ダイヤル式(機械式)」の宅配ボックスで行われています。

マンションに設置されている宅配ボックスは、「ダイヤル式(機械式)」と「コンピュータ式」の2種類に分けられます。

「ダイヤル式(機械式)」はそれぞれのボックスにダイヤルやボタンがついているタイプです。配達員が荷物を預け入れる際に、ダイヤルで任意の暗証番号を設定。その番号を配達通知書に記載し、受取人の郵便ポストに投函。受取人はこれを確認し、ダイヤルを合わせて解錠し、荷物を取り出します。

一方、弊社がご提供する宅配ボックスは「コンピュータ式」宅配ボックスです。「コンピュータ式」は、コンピュータ制御されたタッチパネルやテンキーを使って操作し、液晶画面や音声案内に従って操作するタイプです。部屋ごとに暗証番号を設定でき、受取人は、所有する鍵(ICチップ入りの住戸の鍵、ICカード、磁気カード、顔認証など)で解錠します。不在連絡票から第三者に暗証番号を盗み見られる心配はなく、受取人の鍵でしか解錠できないので、セキュリティ性に優れています。

今後も、宅配ボックス・宅配ロッカーシェアNO.1企業として、「ダイヤル式(機械式)」が多くのご利用者様を困らせている事態は由々しき問題であると考え、管理会社様のご担当者、賃貸オーナー様へのヒアリング調査を行うことで、実態の解明をし、「ダイヤル式(機械式)」と弊社がご提供する「コンピュータ式」の違いをより一層お伝えし、正しい宅配ボックスの利用が広まり、業界全体が健全に発展するよう努めて参ります。

*参照:ダイヤル式(機械式)宅配ボックスとコンピュータ式宅配ボックスの違いについて(■宅配ボックスとは? https://www.fts.co.jp/guide/)