SDGsへの取り組み
持続可能な世界の実現に向け国連が定めた2030年までの国際的な目標であるSDGs(Sustainable Development Goals :持続可能な開発目標)に賛同。
宅配ボックスの整備を通じて、人々の暮らしを豊かにするだけでなく、再配達やそれに伴うCO2の削減などを通じて、地域や国際社会へ貢献します。
フルタイムシステムグループの
SDGsへの取り組み
フルタイムシステムグループは、創業以来、暮らしのニーズを満たす商品・サービスの提供を常にこころざしてまいりました。これからも「お客さま」「地域社会」「地球環境」への感謝の気持ちをもって、社業を通じた恩恵を最大限に還元すべく、6つの目標(GOAL)に貢献します。
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中米・エルサルバドル共和国へ
日本の消防自動車、救急車を寄贈しています当社では、国際貢献に寄与することを目的に、エルサルバドル共和国へ消防自動車、救急車を寄贈しています。国内の消防機関で更新時期を迎えた消防自動車や救急車の車体整備費用を当社が受け持ち、2020年6月までに救急車10台、ポンプ車4台、水槽付ポンプ車7台、化学消防車1台が海を渡りました。
エルサルバドル共和国は、地質的・地理的条件から、地震、豪雨、サイクロンなどが発生しやすく、自然災害に対する脆弱性を有しています。また、発展途上国であり、消防自動車、救急車などの緊急車両も不足しています。中米一人口密度が高いという事情から、道幅も狭く、大きな車幅の消防自動車、救急車では対応することができません。その点、日本の消防自動車、救急車は比較的コンパクトで使用状態がよいため、とても重宝されています。
もっと見る3.8 すべての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。
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日本、ベトナムを中心に
次世代を担う技術者の育成を支援しています技術革新や急速なグローバル化が進むなか、経済発展、事業継続に若者の力は必要不可欠です。しかし、家庭の経済的背景と大学等への進学率には相関関係が見られることが指摘されています。
当社は、このような経済的な理由で学費の至便が困難な工学系の大学生、大学院生への奨学金給付事業を行う「公益財団法人原・フルタイムシステム科学技術振興財団」を設立・運営。科学技術の発展に寄与する人材の育成をめざし、こころざしのある若者が安心して学業に専念できる環境づくりを支援しています。
日本国外では、2019年にベトナムのダナン工科大学に4年一貫教育の「フルタイムシステム日本語特別クラス」を開設し、日本語教育支援を通じたグローバル人材の育成、ならびに日本とベトナム双方の技術発展に努めています。また、外国人留学生および海外の大学で学んだ後に日本で働くことを希望する学生をインターンとして受け入れ、日本企業で働くための技能の習得を手助けしています。
もっと見る4.3 2030 年までに、すべての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
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街中のあらゆる場所に宅配ボックスという
次代のインフラを広めていきますインターネットの普及・拡大に伴い、さまざまな産業が活性化し、新たなビジネスが誕生するなか、時間および空間的な制約の低いEC通販も急激に市場を広げていきました。一方で、宅配物の急増による宅配クライシス問題や、商品の受取に苦慮する消費者の声も大きくなっています。
こうした社会問題を解決していくために、物流と消費者をつなげるラストワンマイルを整備していくことが強く求められるようになりました。そして、このラストワンマイルを埋める新しいインフラのひとつとして注目を浴びたのが、当社が1983年に世界に先駆けて開発した「宅配ボックス」というソリューションです。
しかし、都心のマンションではほぼ100%に近い普及率の宅配ボックスも、戸建住宅やオフィス、地方都市においてはまだまだ浸透しておらず、不足しているのが現状です。また、昨今の新型コロナウイルスによる外出自粛の影響下においては、非対面・非接触でのモノの受取への要望も高まっています。
より多くの人が豊かさや安心して暮らせる未来を享受できるよう、当社では、宅配ボックスを軸としたソリューションで、住宅のみならず、店頭やオフィス、駅や公共施設向けの製品・サービスの開発・導入に尽力することで、社会生活と経済の発展に貢献します。
もっと見る9.1 すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。
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「農で創る絆、農で守る家族」をコンセプトに
ファーム事業に取り組んでいます食生活の多様化、グローバル化が急速に発展する一方で、食生産の現場と食卓は分断される傾向にあります。当社の製品を利用する多くのお客様も、都心のマンションに暮らしており、食生産の現場からも離れた環境にあります。
しかし、「食べることは生きること」の基本です。自分や家族が口にするものがどのように作られ、どこから来たのか? 食の安心・安全を脅かす事件・事故が発生し、多くの課題が生じるなか、まずは知ることからと、2007年、北海道十勝に当社の自社農園として「フルタイムファーム」を設立しました。地元の生産者の協力を得て、当初は不慣れな農作業に苦戦しながらも、安全でおいしい農作物づくりを続けています。
そして、この価値ある体験を、都心に暮らすお客様にもお届けするため、自社農園で栽培した作物の通信販売をはじめ、より互いの理解を深められる機会として、東京近郊の農村での収穫体験イベントを提供しています。
もっと見る11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。
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災害リスク低減のための
製品・サービスの開発・導入を推進します地震や局地的豪雨などの大規模災害の増加にともない、防災・減災の取り組みの必要性が声高に叫ばれる昨今。
いち早く災害を把握し、復旧体制を運用面を併せて整備することは必要不可欠です。同時に、それらが日常生活において不要なものとならず、暮らしを豊かにするものとして機能するよう、宅配ボックスに防災機能をプラスした製品・サービスづくりを、パートーナー企業とともに推進しています。たとえば、平常時は宅配ボックスとして機能し、非常時には電力供給源や防災品をシェアする「シェアリング防災宅配ロッカー」。また、食品を小売しつつ災害備蓄品のストックを図る「非常食の循環システム付き宅配ロッカー」、非常時に電気自動車からマンションに給電できるシステムなど、集合住宅や企業といった多くの人が共有できるリスク低減のためのソリューションの開発・導入に尽力しています。
もっと見る11.b 2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
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製品部品の再利用を目的とした
「リワークセンター」を設置しています資源循環が促進されることにより、従来は単なる廃棄物であったものが貴重な資源になることもあります。当社では、故障部品および回収部品をただちに廃棄するのではなく、丁寧に修理、検査を行い、再利用していくための専門部署として「リワークセンター」を設置しています。
また、長期間経過し入替が必要な宅配ボックスについても、劣化の激しい電子部品だけを交換し、製品本体は継続利用するなど、廃棄物をできる限り少なくする取り組みを行っています。
環境負荷を低減し、再資源化、再商品化につなげるビジネスモデルを構築することで、社会に寄与できるよう努めます。
もっと見る12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
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宅配ボックスの整備と利用を促進し、
再配達とそれに伴うCO2削減に貢献しています近年、宅配物の再配達問題が深刻化し、再配達時に排出されるCO2の増加による環境への影響も懸念されています。そんななか不在時でも荷物を受け取ることができるため、再配達削減に役立つソリューションとして宅配ボックスが注目を集めています。
当社は、1983年に世界で初めて宅配ボックスを開発して以来、業界トップクラスの導入実績を誇ります。この長年にわたる宅配ボックスの整備を通じた、再配達とそれに伴うCO2の排出量削減に貢献したことが認められ、平成29年度「環境大臣賞環境保全功労者表彰」を受賞。宅配物の再配達ゼロ実現に向け、宅配ボックスの利用や回転率を高める施策、円滑な商品受取システムの構築など、さらなるインフラ開発と物流イノベーションを推進しています。
同時に、環境省が推進する「みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト」に賛同するなど、ステークホルダーの皆さまとともに、環境問題に取り組んでいきます。
もっと見る13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。